東平安名崎(宮古島)ひがしへんなざき

宮古島を代表する景勝地である。島の東端、海原に突き出た長さ2km、幅約150m、隆起サンゴ石灰岩からなる細長い岬。岬の先端および両端は高さ30~40mほどの断崖となっており、波の浸食によってできた奇岩の数々と、透き通る海を眺めることができる。北に東シナ海、南に太平洋を望む大海原は雄大。遊歩道が整備され、宮古島トライアスロンの自転車のコースとなっている。
 岬の先端近くには、日本の灯台50選に選ばれている平安名崎灯台が立ち、内部が一般公開されている。また、美しすぎたがゆえに不幸な最後をとげたと伝わる絶世の美女マムヤの墓がある。
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みどころ

先端にある灯台からは、ほぼ360度水平線という雄大な風景が視野いっぱいに広がる。写真を撮るなら、岬の先端に行くのではなく、手前から岬全体をとらえるのがおすすめ。
 また、潮風等の厳しい環境にさらされる風衝地特有の植生を発達させており、環境によく適応した植生と、分布の限られた植物の生育がみられる。テンノウメ、ミズガンピ、コウライシバ、ハマボッスなどの群落がある。東平安名岬の隆起珊瑚礁海岸風衝植物群落として県指定の天然記念物となっている。テッポウユリが咲く春先は特に美しい。
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補足情報

*「あがりへんなざき」と呼ばれることもある。
関連リンク 一般社団法人宮古島観光協会(WEBサイト)
参考文献 一般社団法人宮古島観光協会(WEBサイト)
宮古島市(WEBサイト)
宮古島アプリ綾道(宮古島市教育委員会生涯学習部生涯学習振興課)(WEBサイト)
『沖縄大百科事典』沖縄タイムス社、1983年

2020年04月現在

※交通アクセスや料金等に関する情報は、関連リンクをご覧ください。