糸満ハーレー
豊漁と海の安全を祈願して、沖縄の多くの漁村で旧暦5月4日に行われる競漕行事。ハーリーとは「爬竜」の中国音で竜をさす。中国から伝来した行事だが、糸満は那覇より伝来が古いとの説もある。糸満ではハーレーと呼び、漁業のまち・糸満を代表する年中行事のひとつとして、今も盛大に行われている。
糸満ハーレーは旧暦5月4日の早朝、山巓毛(サンティンモー)で行われる神人たちによる御願から始まる。競漕は糸満漁港で、西村、中村、新島の3つの集落の対抗で行われる。ハーレー舟にはそれぞれ漕ぎ手10人、舵取り1人、鉦打ち1人の12人(御願バーレーは13人)が乗り込んで勇壮に漕ぎ進み、集落の名誉をかけて覇を競う。
糸満ハーレーは旧暦5月4日の早朝、山巓毛(サンティンモー)で行われる神人たちによる御願から始まる。競漕は糸満漁港で、西村、中村、新島の3つの集落の対抗で行われる。ハーレー舟にはそれぞれ漕ぎ手10人、舵取り1人、鉦打ち1人の12人(御願バーレーは13人)が乗り込んで勇壮に漕ぎ進み、集落の名誉をかけて覇を競う。
みどころ
沖縄では糸満のハーレー鉦が鳴ると梅雨が明けるといわれている。旧暦5月4日、糸満をはじめ各地でハーレー(ハーリー)が行われると、本格的な夏の到来だ。
わざと舟を転覆させ、再び乗り込んで漕ぐクンヌカセー(転覆ハーレー)や高校生競漕、教員団競漕など、御願バーレー以外にもさまざまな競漕があり、観客の応援にも力が入る。
わざと舟を転覆させ、再び乗り込んで漕ぐクンヌカセー(転覆ハーレー)や高校生競漕、教員団競漕など、御願バーレー以外にもさまざまな競漕があり、観客の応援にも力が入る。
補足情報
*糸満ハーレー行事委員会(糸満漁業協同組合内)(TEL:098-992-2011)
関連リンク | 糸満市(WEBサイト) |
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参考文献 |
糸満市(WEBサイト) 『沖縄大百科事典』沖縄タイムス社、1983年 |
2020年04月現在
※交通アクセスや料金等に関する情報は、関連リンクをご覧ください。