国際通りこくさいどおり

那覇のメインストリート。県庁北口交差点(パレットくもじ前交差点)から安里三叉路までの約1.6kmの通りで、琉球料理店やステーキハウスなどの飲食店をはじめ、土産物店やホテルなどが軒を連ね、沖縄随一の賑わいをみせている。
 沖縄県庁が泉崎に移転したことにより、泉崎と首里を結ぶ道として1934(昭和9)年に完成した「新県道」が前身。当時は周囲に人家や商店はなかったが、戦後の1948(昭和23)年、国際通りのほぼ中央付近(現在のてんぶす那覇付近)に「アーニーパイル国際劇場」ができて人が集まるようになり、ここから「国際通り」の名が定着する。
 1944(昭和19)年の那覇大空襲で市内のほとんどが焼失したなか、戦後の復興を牽引し、通りの長さ1.6kmが約1マイルにあたることから「奇跡の1マイル」と呼ばれるようになる。今では600を超える店舗や事業所が並び、沖縄を訪れる観光客が一度は訪れる場所となり、国内、海外問わず多くの観光客で夜遅くまでにぎわっている。
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みどころ

ゆいレールの県庁前駅、美栄橋駅、牧志駅から、それぞれ徒歩数分でアクセスできる。通りの両側には土産物店や飲食店などの新店がオープンする一方で、古くからの喫茶店や工芸品店なども健在。気になるショップを覗きながら歩きたい。
 毎年8月に行われる「一万人のエイサー踊り隊」や秋の「首里城祭」のイベント会場にもなる国際通り。毎週日曜日は12~18時まで、県庁北口からゆいレール牧志駅前の交差点まで全面歩行者天国になり、路上ではエイサーやミニライブ、大道芸などのイベントが行われている。
 「市場本通り」「平和通り」「公設市場」などの路地に入ると、昔から地元でおなじみの店舗も多数あり、店の人との会話や、沖縄の人同士のやりとりを見るのも楽しい。那覇の活気を感じに足を運びたい。
関連リンク 那覇市国際通り商店街(WEBサイト)
参考文献 那覇市国際通り商店街(WEBサイト)
NAHA NAVI(一般社団法人那覇市観光協会)(WEBサイト)
『沖縄大百科事典』沖縄タイムス社、1983年
『ニッポンを解剖する!沖縄図鑑』JTBパブリッシング、2016年

2020年04月現在

※交通アクセスや料金等に関する情報は、関連リンクをご覧ください。

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