都井岬ソテツ自生地といみさきそてつじせいち

都井岬の南端の一角、御崎神社内およびその周辺の一帯に亜熱帯植物であるソテツ*が約3,000本自生している。中国南東部から南西諸島を経て都井岬まで分布する種で、当地が北限。1952(昭和27)年3月に「都井岬のソテツ自生地」として国の天然記念物に指定された。
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みどころ

斜面や崖を覆うように広がるソテツの群落が見応えがある。約3,000本の自生は珍しく、一見の価値がある。ソテツの自生北限地ということも、希少性という観点で価値を高めている。海の青と深緑のソテツのコントラストも美しく、御崎馬と合わせて都井岬の魅力となっている。
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補足情報

*ソテツ:ソテツ科。ヤシに似た常緑の低木。幹は円柱状で黒褐色、高さ約3mに達する。幹の頂端から、濃緑色で光沢のある50cm~2mの羽状の葉が四方に広がる。雌雄異株。種子は食用、葉は干して篭などを編む。
関連リンク 一般社団法人串間市観光物産協会(WEBサイト)
参考文献 一般社団法人串間市観光物産協会(WEBサイト)

2020年09月現在

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