青島の亜熱帯性植物群落あおしまのあねったいせいしょくぶつぐんらく

青島付近は近海に黒潮が流れ、かつ温暖な気候で降雨量も多く、島内には亜熱帯性植物が繁茂する。自生植物は197種。熱帯及び亜熱帯性植物は27種におよぶ。代表的な植物はビロウで、その数4,000本以上。最高樹齢は300年を超えるものもあるとされる。
 1952(昭和27)年3月29日に特別天然記念物に指定。
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みどころ

青島のほぼ全体が亜熱帯性植物群に覆われていて、南国的な雰囲気が漂う。亜熱帯性植物群は、青島の周囲に延びる遊歩道からも見られるが、おすすめは、島内に鎮座する青島神社の境内奥。鳥居や社殿のある入り口付近でも亜熱帯性植物群を見ることができるが、できれば境内「祈りの古道」とよばれる本宮が鎮座する奥まで行ってみたい。ビロウなどの高木が頭上まで生い茂り、価値を体感できるだろう。