豆田町の町並みまめだまちのまちなみ

古くから北部九州の各地を結ぶ交通の要衝として栄えた日田。江戸時代には、その大半を天領として支配され、九州の政治、経済、文化の中心地として繁栄。日田が天領となるのは1639(寛永16)年で、日田御役所(日田陣屋)が設置。この陣屋膝下の町として発展した町人地が豆田町だ。町並みの成立は、17世紀初頭の城下町建設に遡る。
 今も往時の地割りをよく残し、伝統的な建物が群として良好に残っていることから、約10.7万m2の範囲が2004(平成16)年に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定。南北2本の通りと東西5本の通りからなる整然とした町割や、街区の敷地割は、江戸初期の城下町建設時の形状を引き継ぐもの。豆田町では大火がたびたび起こり、火災を契機に、茅葺の町家が居蔵造へと変わっていった。江戸期から大正期に建てられた居蔵造の町家を中心に、真壁造の町家、近代の洋館、醸造蔵、昭和初期の三階建家屋など、さまざまな建築様式が並ぶ。
 また、日田の旧家には、絢爛豪華なひな人形やひな道具が今も残されており、2月中旬~3月末に開催される天領日田おひなまつりの期間中には、豆田町の旧家や資料館などで展示・公開される。
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みどころ

九州の小京都とも呼ばれる天領・日田。その名残を伝える豆田町には、昔ながらの建物の中に、カフェや土産物店が100軒以上建ち並ぶ。伝統的建造物群保存地区として、綺麗に町並みが保存され、どこで写真を撮っても絵になる風景が広がっている。
 店巡りも楽しいが、建物自体にも注目したい。大火の歴史により、さまざまな建築様式の建物が建ち並ぶ町並みは、見ていて飽きない。範囲も広範囲なので、1日かけて見て回りたい。天領日田資料館や豆田まちづくり歴史交流館など、町の歴史を知ることのできるスポットがあるのも、散策のアクセントとして非常にすばらしい。