藤崎八旛宮例大祭
9月中旬に5日に渡り行われる藤崎八旛宮例大祭は一千年以上の歴史をもち、昔から肥後国第一の大祭と称賛されてきた。随兵と呼ばれて親しまれ、期間中は宮遷式や献幣祭*が行われ、舞や能が奉納される。
4日目の神幸式は随兵行列とも言われ、約12,000人と60頭あまりの馬で列を組み、市街の目抜き通りへ繰り出し、藤崎台の御旅所*へ向かう。朝の神幸を朝随兵、夕の神幸を夕随兵と言い、藤崎八旛宮を出発する四基の神輿を中心に随兵が厳かに歩を進め、続く獅子舞が400年受け継ぐ伝統の舞を披露し、最後は飾り馬である。太輪の飾りをつけた馬を大勢の勢子(せこ・馬を追う人)が威勢よくはやし立てながら駆け抜けてゆき、祭りは盛り上がりを見せる。御旅所では能が奉納され、行列は再び街中を練りながら藤崎八旛宮へ戻る。
4日目の神幸式は随兵行列とも言われ、約12,000人と60頭あまりの馬で列を組み、市街の目抜き通りへ繰り出し、藤崎台の御旅所*へ向かう。朝の神幸を朝随兵、夕の神幸を夕随兵と言い、藤崎八旛宮を出発する四基の神輿を中心に随兵が厳かに歩を進め、続く獅子舞が400年受け継ぐ伝統の舞を披露し、最後は飾り馬である。太輪の飾りをつけた馬を大勢の勢子(せこ・馬を追う人)が威勢よくはやし立てながら駆け抜けてゆき、祭りは盛り上がりを見せる。御旅所では能が奉納され、行列は再び街中を練りながら藤崎八旛宮へ戻る。
みどころ
神幸にお供する五十騎の甲胄武者と五十本の長柄槍の武者は荘厳で、飾り馬は勢いがある。飾り馬はもともと供奉神職が乗る馬であるが、1877(明治10)年までの旧鎮座地(藤崎台)と御旅所の距離が近かったため、乗馬せずに曳き馬として従えていた。空いた鞍の上を飾るようになり、その飾りが次第に大きくなって、紅白や青黄など色布の太くて大きな巻き飾りになった。
この祭が終わると熊本の街は朝夕涼しくなり、秋の気配を感じるようになる。熊本ではこれを「随兵寒合(ずいびょうがんや)」と呼ぶ。町中が賑わう華麗で勇壮な祭は、熊本に秋の訪れを告げる。
この祭が終わると熊本の街は朝夕涼しくなり、秋の気配を感じるようになる。熊本ではこれを「随兵寒合(ずいびょうがんや)」と呼ぶ。町中が賑わう華麗で勇壮な祭は、熊本に秋の訪れを告げる。
補足情報
*献幣祭:神社本庁からの供え物を神前に備える。
*御旅所:神社の祭礼で祭神を乗せた神輿が巡幸の途中で休憩する場所。藤崎八旛宮御旅所は藤崎台球場の西、中央区新町にある。
*御旅所:神社の祭礼で祭神を乗せた神輿が巡幸の途中で休憩する場所。藤崎八旛宮御旅所は藤崎台球場の西、中央区新町にある。
関連リンク | 藤崎八旛宮(WEBサイト) |
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参考文献 |
藤崎八旛宮(WEBサイト) 熊本県公式観光サイト もっと、もーっと!くまもっと。(WEBサイト) J:COMチャンネル令和5年藤崎八旛宮例大祭~神幸行列~(WEBサイト) 「熊本県の歴史散歩」山川出版社 |
2024年11月現在
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