博多座はかたざ

1999(平成11)年オープンした博多座は、歌舞伎を中心に、演劇、ミュージカルなど、全国的に話題となっている大型の公演を毎月替わりで上演する。舞台は幅20m、奥行21mで、客席は3層で計約1,500席。舞台周りの設備も充実しており、歌舞伎上演の際に、舞台に向かって左側(下手側)から客席を貫いて伸びる「花道」や、ワイヤーやフックを利用して客席の上を飛ぶための設備「宙乗り」、ミュージカルなど生の音楽を演奏するための「オーケストラピット」などを完備している。
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みどころ

充実した舞台設備により、歌舞伎を筆頭に、あらゆるジャンルの演劇の公演が可能である。西日本九州エリアで歌舞伎を月替わりで定期的に公演している貴重な施設だ。
 見逃せないのは毎年6月の歌舞伎興行。博多座の隣を流れる博多川で「船乗り込み」と呼ばれる風流なイベントが行われる。歌舞伎役者らが小さな船に乗りゆっくりと顔を見せながら川面を進み、博多座へと乗り込むもので、風物詩となっている。