福岡市動植物園ふくおかしどうしょくぶつえん

1933(昭和8)年、昭和天皇御即位記念事業として整備された御大典記念・福岡市動植物園が前身。戦時中の閉鎖を経て、1953(昭和28)年に現在の場所に動物園が開園。2018(平成30)年に開園65周年を迎えた。
 ほ乳類38種210点、鳥類57種210点、は虫類12種49点を展示(2020年4月末現在)。
 現在、一部老朽化が目立つ園内はエリアごとにリニューアルを進めており、全体の完成は2030(令和12)年ころの予定。北海道の旭山動物園などで注目されている行動展示スタイルを目指し、すでに「アジア熱帯の渓谷エリア」が完成している。
#

みどころ

福岡市内のほとんどの幼稚園や保育園、小学校が遠足などで利用する、市民に愛される動植物園。近年はエリアごとにリニューアルが進行中で、2013(平成25)年に完成した「アジア熱帯の渓谷エリア」がおもしろい。旭山動物園、到津の森公園などで採用されている、動物の生態を活かした行動展示というスタイルで、より自然な状態に近い動物たちを見られるようになった。ガラス張りになった床下からマレーグマを眺めたり、シロテテナガザルが豪快にロープを渡るさまを見られたりなど、見飽きない。
 園内にあるレトロな遊園地は子ども連れファミリーに根強い人気だ。季節イベントも注目で、夏に開催される夜の動植物園は8・9月の指定日に開園時間を延長し、夜行性の動物たちのいきいきした姿を見られるというもの。また、変わった商品が当たることで話題になった新春福引大会。過去にはルリコンゴウインコの命名権、ビルマニシキヘビのぬけがらなどが賞品となった。
#

補足情報

*2018(平成30)年10月には、エントランスをリニューアルオープン。新設された動物情報館ZooLab(ズーラボ)では、デジタルコンテンツを使った体験型の展示で、楽しく動物たちのことを学ぶことができる。週末や祝日には、ワークショップも開催。
関連リンク 福岡市動植物園(WEBサイト)
参考文献 福岡市動植物園(WEBサイト)

2020年04月現在

※交通アクセスや料金等に関する情報は、関連リンクをご覧ください。