桂浜
雄大な太平洋に面している桂浜は、月の名所としても名高く、よさこい節にも唄われている景勝地。浜辺の後方は高知市と海岸の間に隆起している丘陵地で、龍頭岬側では坂本龍馬の銅像が雄大な太平洋を見渡している。公園内には大町桂月記念碑・田中桃葉記念碑・高浜虚子 句碑などの文学者の碑がある。西側の丘陵地には高知県立坂本龍馬記念館*が建てられている。この高所一帯は関ヶ原で敗れた長曾我部氏の浦戸城があったところで石垣の一部や堀切が残っている。
桂浜公園の主な周遊スポットとして、本浜、坂本龍馬銅像、桂浜水族館*、高知県立坂本龍馬記念館の他、令和5年3月にリニューアルオープンした商業エリアには、様々な飲食店や物販・土産店等がある。
桂浜公園の主な周遊スポットとして、本浜、坂本龍馬銅像、桂浜水族館*、高知県立坂本龍馬記念館の他、令和5年3月にリニューアルオープンした商業エリアには、様々な飲食店や物販・土産店等がある。
みどころ
太平洋にひらけた浜の景色は、在りし日の龍馬が海の向こうに思いを馳せた頃と大きくは変わりないのではないか。バスの停留所から丘陵部へ登り、龍馬像の前を通り、遊歩道をつたって下りていく。桂浜本浜は太平洋の荒波で角がとれた細礫からなる約400mの浜である。その海岸線はゆるやかに湾曲しているため、浜左右の上竜頭岬と下竜頭岬の岩石部や丘陵部の青松が浜を縁取っているのも視野に入る。先人が「箱庭」になぞらえたものだ。右手の岬の突端には観月台がみえる。そこから本浜の後方を囲む高台一帯が、長曾我部のかつての居城であったという。丘の高みから浜へ下りる途中、東浜方向には浦戸湾を守る防波堤が見える。龍馬記念館の展望台からの眺めもあわせて楽しみたい。
補足情報
*高知県立坂本龍馬記念館:博物館機能を拡充させた新館を加えて2019(平成31)年4月にリニューアルした。
*水族館:桂浜水族館は1931(昭和6)年創立(場所は移転)。バブル期以降入場者数が減っていたが、家族連れを中心に再評価されている。全国的な水族館人気とSNS投稿隆盛のなか、魚などと触れ合えること、ツイッターを通じて職員の人となりが見えるようにしたことなどが取り上げられている。
*水族館:桂浜水族館は1931(昭和6)年創立(場所は移転)。バブル期以降入場者数が減っていたが、家族連れを中心に再評価されている。全国的な水族館人気とSNS投稿隆盛のなか、魚などと触れ合えること、ツイッターを通じて職員の人となりが見えるようにしたことなどが取り上げられている。
関連リンク | 高知市(WEBサイト) |
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参考文献 |
高知市(WEBサイト) 桂浜公園における整備計画等について(高知県土木部港湾・海岸課 国土交通省四国地方整備局)(WEBサイト) 桂浜たより 各号(森の中の高知駅)(WEBサイト) 『砂と砂浜の地域誌(5)高知平野と高知海岸-津波と対峙する浜辺』有田正史、須藤定久 地質ニュース617号,46―56頁,2006年1月 『高知県の歴史散歩』高知県の歴史散歩高知県高等学校教育研究会歴史部会(編) 山川出版社 |
2023年05月現在
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