佐田岬
瀬戸内海と太平洋を区切るように突出した四国西端の佐田岬半島は、全長約40km、最大幅6km、最小幅500mの日本で最も細長い半島である。半島には、入り江ごとに集落が点在し、段々畑には地域特産の柑橘が栽培されている。岬の先端、潮流の渦まく崖の上に白亜の灯台が立っている。岬に立つと大型船の行き来する豊予(ほうよ)海峡を隔てて佐賀関(さがのせき)の大煙突*がそびえ、また、晴れた日には別府(べつぷ)・臼杵(うすき)周辺の山影も望まれる。
2017年佐田岬灯台*点灯100年を記念して、灯台に近接する「御籠島(みかごじま)」に新たな展望所やモニュメントが完成するとともに、戦時中建設された洞窟式砲台跡が再整備されている。以前からある椿と展望の名所椿山と併せて四国最西端の展望スポットとして年間を通じて楽しめる。また2020年には、九州との玄関口三崎港に、フェリー乗り場に隣接して、観光案内所、レストラン、特産品販売等の機能を持つ観光交流拠点施設「佐田岬はなはな」が整備されている。
2017年佐田岬灯台*点灯100年を記念して、灯台に近接する「御籠島(みかごじま)」に新たな展望所やモニュメントが完成するとともに、戦時中建設された洞窟式砲台跡が再整備されている。以前からある椿と展望の名所椿山と併せて四国最西端の展望スポットとして年間を通じて楽しめる。また2020年には、九州との玄関口三崎港に、フェリー乗り場に隣接して、観光案内所、レストラン、特産品販売等の機能を持つ観光交流拠点施設「佐田岬はなはな」が整備されている。
みどころ
細長い半島の佐田岬の尾根伝いに佐田岬メロディ―ラインと呼ばれる国道が走っているが、ドライブ途中、カーブごとに瀬戸内海と宇和海のリアス式海岸線が交互に展開される珍しい光景を味わうことができる。また、数多くの風力発電用の白く大きな風車が空に映える。ゴールとも言うべき岬先端の灯台へは、無料駐車場からおよそ1.8km、徒歩で約25分かかるが、樹生林の間を縫うように起伏のある遊歩道が整備され、自然の中を散策できる。灯台の手前にある椿山展望台から、灯台の背後に豊予海峡、九州を一望したのち、灯台手前から歩いて「御籠島」へ渡ると、モニュメント等の記念写真のスポットが待ち受けている。
一方、八幡浜港と別府港及び臼杵港、また三崎港と佐賀関港の間は、フェリー航路で結ばれているが、いずれの航路からも半島南側の沖合を通過する際に、船上から白い灯台や風車をはじめ緑に包まれた半島の景観を楽しむことができる。
一方、八幡浜港と別府港及び臼杵港、また三崎港と佐賀関港の間は、フェリー航路で結ばれているが、いずれの航路からも半島南側の沖合を通過する際に、船上から白い灯台や風車をはじめ緑に包まれた半島の景観を楽しむことができる。
補足情報
*佐賀関の大煙突:パンパシフィック・カッパー佐賀関製錬所の煙突で、高さ200m。
*佐田岬灯台:八角形の鉄筋コンクリート造で1918年の点灯。外観のみ見学可。
*佐田岬灯台:八角形の鉄筋コンクリート造で1918年の点灯。外観のみ見学可。
関連リンク | さだみさきナビ(一般社団法人佐田岬観光公社)(WEBサイト) |
---|---|
参考文献 |
さだみさきナビ(一般社団法人佐田岬観光公社)(WEBサイト) 広報誌「いかた」(伊方町役場)(WEBサイト) 『佐田岬灯台点灯100年記念ガイドブック』伊方町役場 |
2022年11月現在
※交通アクセスや料金等に関する情報は、関連リンクをご覧ください。