新町川しんまちがわ

徳島市は川と橋のまちで、寺島、出来島、福島など、島のつく地名も多い。徳島も美称の「徳」で、「すばらしい島」を意味する。助任川、田宮川、住吉島川などたくさんの河川に囲まれた「水の都・徳島」で、その中でも市民がもっとも愛する川が新町川である。
 徳島駅や城山、市役所などがある市の中心部は、助任川と新町川が囲んだ川の中州である周囲約6kmのひょうたん島である。島と周辺の人とモノが円滑に動くように15本の橋が架かっている。新町川に直接ふれたり、川からこの中州を見ながら約30分で一周するひょうたん島クルーズ*があり、人気をよんでいる。
 新町川・阿波製紙水際公園には遊歩道のほか、湧水、滝、噴水などの水の芸術とLEDアートが整備されている。対岸の「新町ボードウォーク」は、その名の通り、歩くに心地よい板張りの散歩道である。毎月第3日曜日や最終日曜日には、産直市が開催され、賑わう。
 また、夜には、橋ごとにさまざま工夫が施される。白一色だけを使った「新町橋」、気温の変化や街の騒音、車両の通過による橋の震えや宇宙から飛来する宇宙線などにより色彩が変化する「両国橋」、阿波の狸伝説にちなんだ物語を白色LEDの絵文字で描く「ふれあい橋」、藍の歴史を新町川に浸透させる「春日橋」などで、美しい新町川が演出される。
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みどころ

整備されたボードウォークを歩きながら、ブロンズ像やからくり時計をみたり、あるいは船から、美しく整備された水際公園やヨットハーバー、ビル街などを眺めるのもよいだろう。県庁の前に、ヨットが舫う光景は日本では珍しい。夜には各種の照明で美しい景観が映し出される。
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補足情報

*ひょうたん島クルーズ:1日に8便、約30分、大人400円、子供200円という手ごろな料金で運行されている。7・8月には、ナイトクルーズが5便運航する。ひょうたん島とは、徳島市の中心街は、新町川と助任川が囲まれた6kmがひょうたんのような形になっているので、その名がある。