剣山
徳島県西部に位置し、四国の屋根といわれる剣山地の主峰。標高1,955mは四国では石鎚山(いしづちさん)に次ぐ高峰であり、西日本で2番目に高い山である。古くから山岳信仰の山として昭和初期まで女人禁制が堅守されていた。名前の由来*は壇ノ浦の戦に敗れた平家の落武者が、祖谷にのがれる際、安徳天皇の剣を隠したことによるという。山名に剣は多く、たいていは山の形に由来しているのであるが、剣山はその名に似ずやさしい丸みをおびた頂をもつ。山頂部を除いてはほぼ原生林におおわれ、特に夫婦池・丸笹山周辺は県民ノ森として保護されている。
登山の適期は5~10月。縦走コースを含めルートは多い。見ノ越からはリフトを利用すれば徒歩40分で山頂に立てる。縦走コースで人気があるのが、1泊する三嶺(みうね)・剣山コース、日帰りの一ノ森・剣山コース、南つるぎコースである。
登山の適期は5~10月。縦走コースを含めルートは多い。見ノ越からはリフトを利用すれば徒歩40分で山頂に立てる。縦走コースで人気があるのが、1泊する三嶺(みうね)・剣山コース、日帰りの一ノ森・剣山コース、南つるぎコースである。
みどころ
見ノ越にはお山開き・夏祭りをする劔神社がある。
頂上はなだらかな草地で、広々とした原は、のんびりとして気持ちがよい(深田久弥『日本百名山』)。山頂にある剣山本宮宝蔵石神社と宿泊施設の頂上ヒュッテ雲海荘は眺望に優れている。山頂からの展望は360度さえぎるものがなく、室戸岬・瀬戸内海・中国山地、それに紀伊半島までもが遠望できる。
頂上はなだらかな草地で、広々とした原は、のんびりとして気持ちがよい(深田久弥『日本百名山』)。山頂にある剣山本宮宝蔵石神社と宿泊施設の頂上ヒュッテ雲海荘は眺望に優れている。山頂からの展望は360度さえぎるものがなく、室戸岬・瀬戸内海・中国山地、それに紀伊半島までもが遠望できる。
補足情報
*名前の由来:ほかの説には、頂上近くにある石灰岩が浸食を受け、高さ20mほどの尖った岩石となっているからともいう。
関連リンク | つるぎ町(WEBサイト) |
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参考文献 |
つるぎ町(WEBサイト) 阿波ナビ(一般財団法人 徳島県観光協会)(WEBサイト) まるごと三好(三好市)(WEBサイト) 『日本百名山』深田久弥 新潮社 『徳島県の山』 |
2023年02月現在
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