三段峡
広島県の北西部、太田川の支流柴木(しばぎ)川と八幡川・横川(よこごう)川の流域、延長約16kmの石英斑岩・花崗岩の基盤が深く侵食されたことによって形成された長大な峡谷。100mある絶壁に囲まれた黒淵や、切り立った狭門をくぐる猿飛などがよく知られる。また、針葉樹と広葉樹との混合からなる原始林は多種多様な植物相をなし、往古の姿をよく保存している。
三段峡の名称は、写真家の熊南峰*が名付けたと伝えられる。三段峡の源流をなす深入山・臥竜山・十方山の三峨(峨:けわしく高い山の意)、三ツ滝・三段滝の三段(地形全体が三段を形成)、八幡川・横川川・柴木川の三峡から一文字ずつ取ったもの。
三段峡の名称は、写真家の熊南峰*が名付けたと伝えられる。三段峡の源流をなす深入山・臥竜山・十方山の三峨(峨:けわしく高い山の意)、三ツ滝・三段滝の三段(地形全体が三段を形成)、八幡川・横川川・柴木川の三峡から一文字ずつ取ったもの。

みどころ
雄大なスケールと多彩な美しさを持ち、大岸壁や、滝、急流、深淵などの変化に富んだ静と動の景観が展開する。周囲よりも高く作られた遊歩道を歩くことで、変化に富んだ峡谷景観や山水画の世界を間近に感じることができる。コースは、片道10分のミニミニコースから、上級者向けの一日がかりのトレッキングまで多岐にわたり、短い時間でも長い時間でも楽しめる。
また、徒歩での散策のほか、黒淵や猿飛には2つの渡舟があり、水面から見上げる大岩壁や原生林は舟ならではの楽しみ方。エメラルドグリーンに澄み切った水面も幻想的である。その他、カヤックやSUP(スタンドアップパドルボード)などのアクティビティ、専門ガイドと一緒に入峡するツアーなど、多様な楽しみ方がある。
三段峡の入り口は大きく分けて2つ。三段峡正面口からのアクセスが基本となるが、歩きたい場所や訪れたいスポットによっては水梨口も選択肢に。
また、徒歩での散策のほか、黒淵や猿飛には2つの渡舟があり、水面から見上げる大岩壁や原生林は舟ならではの楽しみ方。エメラルドグリーンに澄み切った水面も幻想的である。その他、カヤックやSUP(スタンドアップパドルボード)などのアクティビティ、専門ガイドと一緒に入峡するツアーなど、多様な楽しみ方がある。
三段峡の入り口は大きく分けて2つ。三段峡正面口からのアクセスが基本となるが、歩きたい場所や訪れたいスポットによっては水梨口も選択肢に。

補足情報
*熊南峰:写真家(1876~1943)。三段峡を名勝地に育てた功労者の一人。渓谷の織り成す自然美に魅せられ、撮影した写真を通じて魅力を紹介するとともに指定を受ける運動を起こした。
関連リンク | 安芸太田町おおたから(一般社団法人地域商社あきおおた)(WEBサイト) |
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参考文献 |
安芸太田町おおたから(一般社団法人地域商社あきおおた)(WEBサイト) さんさんゆうゆう 三段峡(SANDANKYO)(WEBサイト) 文化庁 国指定文化財等データベース(WEBサイト) 広島県教育委員会「ホットライン教育ひろしま/広島県の文化財」(WEBサイト) 三段峡ホテル(WEBサイト) |
2025年02月現在
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