背割堤のサクラ
石清水八幡宮が鎮座する男山の北、木津川・宇治川・桂川の3つの川が合流*する地域にあり、京阪本線「石清水八幡宮駅」から徒歩10分。木津川と宇治川を分かつ堤防を「背割堤」と呼び、約220本のソメイヨシノがつくる並木が1.4kmにわたって続いている。一帯は「淀川河川公園背割堤地区」として整備されている。
背割堤にはかつて見事な松並木があり、映画の時代劇の撮影によく使われていたという。しかし、昭和40年代に松枯れの被害が拡大したため、1978(昭和53)年から建設省(現国土交通省)がサクラへの植え替えを実施。1988(昭和63)年にサクラ並木が一般開放され、名所となった。
公園内にはこの地域の観光拠点「淀川三川合流域 さくらであい館」もあり、展望台に上れば地上約25mの高さからサクラ並木を見渡せる。ほかに情報発信コーナーやイベント広場などもある。
背割堤にはかつて見事な松並木があり、映画の時代劇の撮影によく使われていたという。しかし、昭和40年代に松枯れの被害が拡大したため、1978(昭和53)年から建設省(現国土交通省)がサクラへの植え替えを実施。1988(昭和63)年にサクラ並木が一般開放され、名所となった。
公園内にはこの地域の観光拠点「淀川三川合流域 さくらであい館」もあり、展望台に上れば地上約25mの高さからサクラ並木を見渡せる。ほかに情報発信コーナーやイベント広場などもある。

みどころ
堤沿いの1.4kmにわたって約220本のサクラが植えられている。開花期には、堤防上の遊歩道はサクラの花に包まれるトンネルとなり圧巻である。サクラの間から見える木津川・宇治川や、対岸の男山・天王山、周囲の緑がつくる景観も美しい。また開花期には「背割堤さくらまつり」を開催、地元の特産品やグルメ・スイーツ・新鮮野菜を販売する「さくらマルシェ」、船上から花見を楽しめる「さくらであいクルーズ」や「お花見船Eボート」などのイベントがある。

補足情報
*木津川・宇治川・桂川の合流:三重県に発する木津川、琵琶湖から流れ出る宇治川、京都盆地を流れてきた桂川が合流、この先は淀川となって大阪湾へ下る。三川が合流するという地形は非常に珍しく、周辺地域は肥沃な土に恵まれ川霧が発生しやすいことから茶栽培にも適している。木津川の少し上流にある木造橋「流れ橋」両岸の上津屋・浜台地区は、古くから良質の茶を産することで知られ、「流れ橋と両岸上津屋・浜台の『浜茶』」として日本遺産「日本茶800年の歴史散歩」の構成文化財となっている。
関連リンク | 淀川河川公園守口サービスセンター(WEBサイト) |
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参考文献 |
淀川河川公園守口サービスセンター(WEBサイト) 一般社団法人八幡市観光協会(WEBサイト) 背割堤さくらまつり実行委員会(WEBサイト) |
2025年05月現在
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