鎌掛谷の石楠花かいがけだにのしゃくなげ

名神高速道路八日市インターチェンジから東南へ約30分、鈴鹿国定公園特別地域内で鎌掛谷または石楠谷と呼ばれるアカマツの多い谷の山肌に、ホンシャクナゲの群落がある。標高300~400m地点に、面積およそ4万m2、約2万本が密生している。高さ2m前後が多いが、5m近いものもある。
 4月中旬から下旬にかけて咲き競い、つぼみのときは濃い紅色で、花が開くにしたがって紅色が薄れ、淡いピンクが広がっていく。花の直径は4~5cm、先端が7つにわかれて14本の雄しべがあるのがホンシャクナゲの特徴である。
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みどころ

ホンシャクナゲは、ツツジ科の常緑生木で、滋賀県内では比良や鈴鹿の標高800~1000mの山地に自生し、高さは4~5m、枝わかれした先端には花を取り巻くように光沢のある細長い葉が集まっている。
 高い山に自生するホンシャクナゲが、鎌掛谷のような標高350m前後の低い所に、しかも群生しているのは大変珍しく、国の天然記念物に指定されている。
 森の家の駐車場から群落地までは、片道1.6km。途中からの遊歩道は上りもある未舗装の自然歩道である。
関連リンク 日野観光協会(WEBサイト)
参考文献 日野観光協会((WEBサイト)
滋賀・びわ湖 観光情報(公益社団法人びわこビジターズビューロー)(WEBサイト)びわこ
「しゃくなげ渓MAP」日野町

2025年04月現在

※交通アクセスや料金等に関する情報は、関連リンクをご覧ください。