小原の四季桜おばらのしきざくら

名鉄三河線豊田市駅から、とよたおいでんバスで約1時間20分。四季桜*は、文政年間(1818~1829年)に医師の藤本玄碩が名古屋方面にて苗を求め植えたのが最初で、それが親木となり広まったといわれる。
 4月と10月から12月の期間に花を咲かせる。サクラは、マメザクラとエドヒガンの種間雑種で、白や淡紅色と地味であるが上品な色の花である。そのなかでも樹齢100年を超える名木もある。
 旧小原村では、1978 (昭和53)年に、四季桜を「村木」として決め、個人の庭や河川沿い、道路沿いに植えてきた。今では小原内には約1万本の四季桜がある。現在でも、サクラの幼木を植えており、その時に、サクラが映えるようにモミジも一緒に植えている。
 11月には、「小原四季桜まつり」が開催される。
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みどころ

春と秋に開花する珍しい四季桜。秋の紅葉の時期に満開となり、淡いピンク色の四季桜と紅葉との組み合わせが絶景だ。
11月に開催される「小原四季桜まつり」には、毎年たくさんの人が訪れる。四季桜まつり期間は、川見四季桜の里駐車場の利用が出来ない場合があるが、「小原ふれあい公園」から無料シャトルバスが運行されているので、こちらを利用したい。
 9.6㎞の四季の回廊では、ウォーキングや散策をしながら、四季桜を楽しむことができる。
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補足情報

*四季桜:春と秋の二季に咲くのに「四季桜」の名がついているが、いつ、だれが命名したか不明。現在はサクラ属の植物として登録されている。