どぶろく祭
稲刈りを終えて紅葉に彩られた頃、10月14日から19日にかけて、五穀豊穰・家内安全を願い、山の神様にどぶろくが奉納される祭礼。和銅(わどう)年間(708~715年)に始まったと伝わり、長い年月の間に変遷しながら受け継がれてきた。
神社では、もろみを漉さない濁り酒である「どぶろく」の製造免許を取得している。どぶろくは、真冬の1月下旬に、神社の酒蔵で伝統なやり方により仕込まれる。醸造されて、6月頃にできあがる。
まつり当日は、神社で朝に祭典神事の後、五色旗を連ねた「御神幸」の行列が笛や太鼓の音を響かせながら、町内を練り歩く。神社境内では、午後3時頃、神に奉納する「どぶろくの儀」を終え、大きな酒樽から「きったて」と呼ばれるお酌用の容器に「どぶろく」が移されると、お神酒として参拝者にも振る舞われる。どぶろくの香りが漂う中、「こだいじん」をはじめとする白川民謡・足が八本の獅子が暴れ回る「ムカデ獅子」などの獅子舞・郷土芸能が夜まで奉納される。
神社では、もろみを漉さない濁り酒である「どぶろく」の製造免許を取得している。どぶろくは、真冬の1月下旬に、神社の酒蔵で伝統なやり方により仕込まれる。醸造されて、6月頃にできあがる。
まつり当日は、神社で朝に祭典神事の後、五色旗を連ねた「御神幸」の行列が笛や太鼓の音を響かせながら、町内を練り歩く。神社境内では、午後3時頃、神に奉納する「どぶろくの儀」を終え、大きな酒樽から「きったて」と呼ばれるお酌用の容器に「どぶろく」が移されると、お神酒として参拝者にも振る舞われる。どぶろくの香りが漂う中、「こだいじん」をはじめとする白川民謡・足が八本の獅子が暴れ回る「ムカデ獅子」などの獅子舞・郷土芸能が夜まで奉納される。
みどころ
アルコールであるどぶろくは、「どぶろく祭」という祭礼用に酒税法で特別に許可されたものなので、どぶろくの振舞は神社境内でのみ、神社境内の志納所で取り扱っている盃以外には注がない、境内の外に持ち出すことはできない、というルールのなかで行われる。
日本有数の豪雪地である白川郷、数ヶ月も里がすっぽりと雪に包まれてしまう時もある。その冬が来る前に、秋の収穫を感謝するとともに、山の神に豊作と生活の安全を祈願し、世代を超えて村民が共同で行う祭事が「どぶろく祭」であり、美しくきびしい自然と共生し、互いに力をあわせて「古き良き文化」を繋いできた地域であると感じる。
日本有数の豪雪地である白川郷、数ヶ月も里がすっぽりと雪に包まれてしまう時もある。その冬が来る前に、秋の収穫を感謝するとともに、山の神に豊作と生活の安全を祈願し、世代を超えて村民が共同で行う祭事が「どぶろく祭」であり、美しくきびしい自然と共生し、互いに力をあわせて「古き良き文化」を繋いできた地域であると感じる。
関連リンク | 白川村(WEBサイト) |
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参考文献 |
白川村(WEBサイト) ウエブ・ジャパン(WEBサイト) 『SHIRAKAWA-GO』 パンフレット 『ひだ白川郷アクセスイラストマップ』 |
2024年03月現在
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