森将軍塚古墳もりしょうぐんづかこふん

千曲市屋代駅東側、約1kmにある「科野の里歴史公園」*の一角にある森将軍塚古墳。約1650年前に造られた全長100mの、日本最大級の竪穴式石室を有する古墳である。11年間かけ1992(平成4)年に造成当時の姿を再現し復元されたもの。
 古墳上から一望できる地域を治めた豪族の墓として造られたもので、標高約490mの高台にあり、歴史公園内の森将軍塚古墳館からシャトルバスが運行されている。
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みどころ

築造当時を復元した前方後円墳で、一般的な緑に包まれた古墳との相違に驚かされる。きれいに並べられた葺石(ふきいし)の壁と埴輪の姿が新鮮である。
 古墳は高台にあるので見下ろす、千曲市、長野市篠ノ井、千曲川の俯瞰が美しい。
 麓にある森将軍塚古墳館には竪穴式石室や出土した埴輪などの模型や実物が展示されており、竪穴式石室の大きさに驚かされる。(林 清)
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補足情報

*科野の里歴史公園:森将軍塚古墳や古墳館、長野県立歴史館をはじめとして古墳時代の村の姿も再現されており、古墳時代の様子を知ることができる。
関連リンク 信州ミュージアムガイド(長野県博物館協議会)(WEBサイト)
参考文献 信州ミュージアムガイド(長野県博物館協議会)(WEBサイト)
「森将軍塚古墳館」 パンフレット 千曲市森将軍塚古墳館
「長野県 千曲」 パンフレット 観光局信州千曲
「長野県の歴史」 出川出版社

2022年09月現在

※交通アクセスや料金等に関する情報は、関連リンクをご覧ください。