あんず・科野の里あんず・しなののさと

千曲市の東部の「森」と「倉科(くらしな)」の両地区にある観光名所「あんずの里」。4月上旬から中旬にかけて、標高 380~450mの緩やかな山間の斜面に一面に咲くアンズの花は、満開になると更に美しさを増す。
 「アンズ」の生産量は長野県が全国トップクラスで、県内の生産量の中でも千曲市が一番多いことから「日本一のあんずの里」とも呼ばれている。
 その歴史は、元禄時代に伊予宇和島藩主伊達宗利の息女・豊姫が、松代藩真田家に嫁入りの際に種をもってきたことに始まるとされる。
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みどころ

春、「一目十万本」のアンズが薄いピンクの花をつけ、山あいを花の海にかえて咲き誇る。花の下の小道をそぞろ歩くのもよい。高台にある「上平展望台」をはじめ、「窪山展望公園」では、晴れた日に戸隠山、高妻山や飯縄(いいづな)山など雪の残る美しい山々の絶景が見られる。
 6月中旬から7月上旬にかけてアンズの実が熟しアンズ狩りが楽しめる。生あんずを味わえるのは、この時期限定。
 また、ゴールデンウィーク~5月末はジャーマンアイリスが一斉に開花する観光花畑も見どころのひとつ。(林 清)
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補足情報

*アンズ:バラ科の落葉高木。4月上旬~中旬ごろに淡紅色の花をつけ6月中旬~7月上旬ごろ収穫される。千曲市は、長野県内トップの生産地である。シロップ漬・ジャム・干しアンズなどに加工される。
関連リンク 信州千曲観光局(一般社団法人信州千曲観光局)(WEBサイト)
参考文献 信州千曲観光局(一般社団法人信州千曲観光局)(WEBサイト)
「長野県千曲」パンフレット 信州筑摩観光局
「長野県の歴史散歩」 出川出版社

2022年09月現在

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