乗鞍高原のりくらこうげん

乗鞍高原へは、松本から梓川沿いに島々、稲核(いねこき)、奈川渡(ながわと)経由で到達する。
 乗鞍岳の東麓、標高1,200~1,700mに位置する広大な高原。番所と鈴蘭が高原の中心で、高天ヶ原火山の溶岩原である。かつては鈴蘭高原と呼ばれていたところで、白樺やカラマツの林の中に、ペンションや乗鞍高原国民休暇村などの宿泊施設や別荘が点在し、乗鞍BASEをはじめとしてサイクリング道路、キャンプ場など各種のレクリエーション施設も整っている。
 スケールの大きい乗鞍高原で一度ですべてを観るのは大変なので、乗鞍高原全体を周遊するバスで巡るのがお勧めである。
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みどころ

高原の窪地には多くの湖沼や湿原があり、豊かな樹林や草原が広大に展開する。一ノ瀬園地・善五郎ノ滝などのみどころも多く、これらを巡るハイキングコースがある。なかでも国民休暇村の東に隣接する「牛留の池」や一ノ瀬園地にある「まいめの池」からの乗鞍岳の姿が美しい。
 春は水芭蕉・レンゲ・ツツジ・ヤナギランが花開き、夏は高山植物や野鳥・動物観察と避暑、冬はスキーと四季折々に楽しめる。乗鞍自然保護センターでは乗鞍高原と周辺の山に生息する動植物質を写真やパネル、標本で紹介している。
 高原内には乗鞍高原温泉、すずらん温泉、安曇乗鞍温泉などの「のりくら温泉郷」を形成している。(林 清)
関連リンク Alpine Village乗鞍高原(のりくら観光協会)(WEBサイト)
参考文献 Alpine Village乗鞍高原(のりくら観光協会)(WEBサイト)
「乗鞍高原・白骨温泉の自然観察」パンフレット 安曇村観光協会
「乗鞍高原」パンフレット のりくら観光協会
「信州松本―乗鞍高原」パンフレット松本市山岳観光課

2022年09月現在

※交通アクセスや料金等に関する情報は、関連リンクをご覧ください。

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