恵那山えなさん

長野県阿智村と岐阜県中津川市にまたがる、中央アルプス最南端の標高2,191mの山。
 恵那山の名前は天照大神の胞衣(えな)を山頂に納めたからという。古くからの信仰の山で頂上には恵那神社奥宮本社が祀られている。また、恵那山の姿が船を伏せた形に見えるので舟覆山(ふなふせやま)とも呼ばれていた。
 山頂にもトウヒやコメツガなど背の高い針葉樹林に覆われている。
 恵那山の名前が広がったのは、1975(昭和50)年に開通した中央自動車道の恵那山トンネルであろう。開通当時は日本一の長さ8,640mで世界でも2番目であった。
#

みどころ

鋭さはないがどっしりとした山。長野県側の平地からは前衛の山が視界を塞いでいるので目立たないが、御嶽や中央アルプス、南アルプスなどからはその姿を望むことができる。逆に西側の岐阜県中津川市から見上げると、その巨体に圧倒される。特に馬籠の展望台からの恵那山は立派であり、苗木城跡の天守展望台からは、木曽川越しの恵那山が良く見える。
 秋に登山道から眺めるカラマツの紅葉は見事である。(林 清)
関連リンク 中津川市(WEBサイト)
参考文献 中津川市(WEBサイト)
岐阜の旅ガイド(一般社団法人岐阜県観光連盟)(WEBサイト)
「信州ふるさと120山」 信濃毎日新聞社
恵那山ねっと(中津川市)(WEBサイト)

2022年09月現在

※交通アクセスや料金等に関する情報は、関連リンクをご覧ください。