西沢渓谷にしざわけいこく

秩父山地、国師ヶ岳(標高2592m)付近に源を発する渓谷で、甲武信ヶ岳(2475m)付近から流れ出る東沢とともに笛吹川の源流になっている。東沢との合流地点近くから上流約4kmのところまで、よく整備された1周10kmの遊歩道*がつけられている。七ツ釜五段の滝*をはじめとして、渓流が巨大な花崗岩*の岩床の上を滑り、連続して滝と淵が現れる変化に富んだ渓谷となっている。ベストシーズンは5月上旬から5月中旬のシャクナゲの開花期、5月下旬から6月中旬の新緑期と10月中旬から11月上旬の紅葉期。
 アクセスはJR中央本線山梨市駅または塩山駅から西沢渓谷入口までバス。
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みどころ

樹木に囲まれた渓流沿いの遊歩道を進むと、数々の滝、淵に出合うことができ、とくに新緑・紅葉期には、木々の彩りと河床の灰白色の花崗岩がエメラルド色をした渓流に映え、美しさが際立つ。
 遊歩道の復路は旧森林軌道で、軌道跡歩きも、そこここに森林鉄道が運行されていた頃の面影が残り、鉄道ファンならずとも楽しい。
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補足情報

*遊歩道:渓谷沿いの部分は右回りの一方通行になり、遊歩道の復路は旧森林軌道の軌道跡を歩く。遊歩道は冬期(12月初旬~4月下旬)は閉鎖される。また自然災害などで状況が変化するため、事前に確認が必要。
*七ツ釜五段の滝:西沢渓谷の滝の特色は、やや急こう配で平滑な岩盤に形成される階段型河床といわれる小さな滝と淵が連続することである。七ツ釜五段の滝も低い滝が5つ連続して花崗岩の上を滑るように流れている。この滝は遊歩道の中間点あたり、そのほか、三重の滝、龍神の滝、貞泉の滝なども同じ形状の滝である。
*花崗岩:地中深く、マグマがゆっくり冷え、固まった深成岩の一つ。石英・正長石・雲母などを主成分とする鉱物。質が堅く美しいので建築物に使われることも多い。
関連リンク 山梨市観光協会(WEBサイト)
参考文献 山梨市観光協会(WEBサイト)
山梨市観光課(WEBサイト)
やまなし観光推進機構(WEBサイト)

2024年07月現在

※交通アクセスや料金等に関する情報は、関連リンクをご覧ください。