金沢21世紀美術館かなざわ21せいきびじゅつかん

金沢市街の中心、広坂にある現代美術を収蔵・展示した市立美術館。開館以来入館者が増え続け、全国のみならず国際的にも有名になった人気の観光スポット。市民はじめ「誰もがいつでも立ち寄ることができ、様々な出会いの場となること」(美術館HP)を目指した現代アート美術館である。
 金沢大学附属中学校・小学校・幼稚園があった敷地(約27,000㎡)に、2004(平成16)年10月に開館。展示室(2,056㎡)のほかに、市民等の作品展示の場として貸し出す市民ギャラリーなどがあり、全館バリアフリー化されている。前庭にも、天候や時間、見る場所によって色が変わって見える「カラー・アクティヴィティ・ハウス」などの作品が展示されている。観光客が多い兼六園の斜め向かいに位置し、金沢城公園の入口からも近く、片町・香林坊などの繁華街も徒歩圏内にある。周囲には国立工芸館を筆頭に金沢能楽美術館、石川四高記念文化館、石川県立美術館、石川県立歴史博物館などテーマの異なる文化施設が集積し「兼六園周辺文化の森」を形成している。
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みどころ

従来の美術館の概念を変える画期的な芸術文化施設と評価される、市街地中心部に立地した都心型の美術館である。屋外展示を含め、常設展示の中にも特色ある作品が少なくなく、感性を刺激するさまざまな展示物が鑑賞できる。例えば、レアンドロ・エルリッヒ作の《スイミング・プール》(通称:レアンドロのプール)は、プールを介して地上と地下の人が出会う体験を共有する話題の作品で、見逃せない。また、館内では企画展示だけではなく、各種インスタレーション(空間体験的作品)や講演会、映写会なども頻繁に開催される。魅力的なミュージアムショップ、レストランも併設されている。
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補足情報

*建築設計者は、SANAA(妹島和代・西沢立衛)。グッドデザイン金賞、日本建築学会賞、第4回 環境・設備デザイン賞   
*交流ゾーンは入館料無料。
関連リンク 金沢21世紀美術館(WEBサイト)
参考文献 金沢21世紀美術館(WEBサイト)
金沢旅物語(金沢市観光協会)(WEBサイト)

2023年08月現在

※交通アクセスや料金等に関する情報は、関連リンクをご覧ください。