水晶岳(黒岳)
水晶岳は飛騨山脈(北アルプス)北部、富山市の南東部に位置する標高2,986mの山である。山頂は切り立った岩の双耳峰で針峰状の側壁に囲まれた急峻なカール地形をなしており、このあたりでの最高峰である。
水晶岳の名称は、水晶がとれたことによる。別名黒岳で、これは山肌が黒々としていることによる。日本百名山において深田久弥は「北アルプスのどまんなかであって、俗塵を払った仙境に住む高士のおもかげをこの山は持っている」と評している。
標高は、南峰の方が高いが、三角点は北峰にある(標高2,978m)。
水晶岳の名称は、水晶がとれたことによる。別名黒岳で、これは山肌が黒々としていることによる。日本百名山において深田久弥は「北アルプスのどまんなかであって、俗塵を払った仙境に住む高士のおもかげをこの山は持っている」と評している。
標高は、南峰の方が高いが、三角点は北峰にある(標高2,978m)。

みどころ
水晶岳は北アルプスの中でも特に山深いところに位置しており、直接登るコースはなく、縦走でしか訪れることができない山である。富山県側からの一般的な登山ルートは、有峰湖畔の折立から、太郎山、薬師沢、雲ノ平、祖父岳を経て、岩苔乗越から水晶小屋へ向かう。水晶小屋から水晶岳までは往復のルートとなる。そこからさらに野口五郎岳、烏帽子岳を行くルートは裏銀座コースといわれる。
富山側から望む北アルプスの中でも最も奥深いところにあり、平野部から見ることはできない。水晶岳の山容は、その西側に位置する雲ノ平から眺めると双耳峰が印象的で、特に夕陽を浴びた姿はとても美しい。
富山側から望む北アルプスの中でも最も奥深いところにあり、平野部から見ることはできない。水晶岳の山容は、その西側に位置する雲ノ平から眺めると双耳峰が印象的で、特に夕陽を浴びた姿はとても美しい。
関連リンク | 三俣山荘株式会社(WEBサイト) |
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参考文献 |
三俣山荘株式会社(WEBサイト) 山と溪谷社(WEBサイト) 『日本百名山』深田久弥 新潮社 『富山県山名録』橋本廣・佐伯邦夫編 桂書房 『富山県の山』佐伯郁夫・克美・岩雄・郁子 山と渓谷社 |
2025年03月現在
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