五色ヶ原
立山の南側の標高2,400~2,500mに広がる高原で、北アルプスでは弥陀ヶ原に次ぐ広さをもつ。立山から薬師岳に続く縦走路の途中にある。立山火山(弥陀ヶ原火山)の噴火により流れ出した溶岩によって形成されたといわれている。北西側は立山カルデラ*と呼ばれる巨大な崩壊地があり、カルデラ壁には鷲岳、鳶山といった山がある。
高山植物で五色に染まるというのが名の由来で、最盛期にはハクサンイチゲ・シナノキンバイ・コバイケソウなどが咲き乱れる。
高山植物で五色に染まるというのが名の由来で、最盛期にはハクサンイチゲ・シナノキンバイ・コバイケソウなどが咲き乱れる。

みどころ
雲上の楽園、天空のお花畑と呼ばれる高山植物の宝庫で、7月初旬から下旬にかけてが見頃となる。五色ヶ原までは、室堂から浄土山を超えて南下するコース、南側に位置する薬師岳からアプローチするコース、さらに黒部湖畔から登るコースがあるが、いずれも距離がある熟達者向きの登山となる。五色ヶ原山荘からは五色ヶ原全体の広々とした高原と、黒部川を挟んで針ノ木岳の連山の姿が美しく望める。

補足情報
*立山カルデラ:立山カルデラは立山連峰の南西、室堂平から弥陀ヶ原の南に位置する東西6.5km、南北4.5kmの楕円形の大規模なくぼ地である。この地形は4万年前頃まで活動した弥陀ヶ原火山などが地震や大雨などにより侵食されてできた「侵食カルデラ」と考えられており、日本有数の巨大崩壊地形である。
関連リンク | 北アルプス 立山 五色ヶ原(WEBサイト) |
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参考文献 | 北アルプス 立山 五色ヶ原(WEBサイト) |
2025年03月現在
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