剱の大王杉
剱の大王杉は剱岳の麓、上市町の早月尾根・松尾平(標高1,010m付近)の麓にある立山杉の巨木で、幹周りは約12m。早月尾根にある松尾平の麓、白萩川を見下ろす標高900~950mあたりに杉の巨木が何本も立ち並ぶエリアがあり、その最も奥に立つ。
一部の登山者の間では知られていたが、2004(平成16)年北日本新聞に取り上げられたことで知られるようになった。その堂々たる姿は大王の名にふさわしく、巨大杉が立ち並ぶその一帯は、玉座の森にも例えられる。大王杉の森は、早月尾根の脇にあたり、開けた地形で沢もあることから杉の成長に適した場所と考えられている。
一部の登山者の間では知られていたが、2004(平成16)年北日本新聞に取り上げられたことで知られるようになった。その堂々たる姿は大王の名にふさわしく、巨大杉が立ち並ぶその一帯は、玉座の森にも例えられる。大王杉の森は、早月尾根の脇にあたり、開けた地形で沢もあることから杉の成長に適した場所と考えられている。

みどころ
剱の大王杉は、地上3mほどの高さから枝が分かれ、やがて掌を開いたように枝が広がる形状を見せる。富山県東部の片貝川から早月川、常願寺川に至るエリアにおいて見られる巨大杉の一つ。富山地方鉄道上市駅から車で約50分、早月尾根を登る剱岳登山の基地として知られる馬場島荘から徒歩で約40分のところにある。案内標識が不十分のため、単独で訪れる際は、案内人などの同行が望ましい。
馬場島周辺をはじめ剱岳の前庭エリアには巨大杉が散在しており、馬場島家族の森にある「立山杉の森」、中山(標高1,255m)山頂近くの「五本杉の平」(標高1,170m付近)、早月尾根の松尾奥ノ平の先の「一服杉」(標高1,100m付近)もよく知られている。
地元上市町では、保全に十分に配慮した利活用の取り組みを始めたところである。
馬場島周辺をはじめ剱岳の前庭エリアには巨大杉が散在しており、馬場島家族の森にある「立山杉の森」、中山(標高1,255m)山頂近くの「五本杉の平」(標高1,170m付近)、早月尾根の松尾奥ノ平の先の「一服杉」(標高1,100m付近)もよく知られている。
地元上市町では、保全に十分に配慮した利活用の取り組みを始めたところである。
関連リンク | 上市町観光協会(WEBサイト) |
---|---|
参考文献 |
上市町観光協会(WEBサイト) 『とやま巨木探訪』泉治夫・内島宏和・林茂編 桂書房 『富山県の山』佐伯郁夫・克美・岩雄・郁子 山と渓谷社 RE:DISCOVER KAMIICHI VOL2 上市町観光協会 |
2025年03月現在
※交通アクセスや料金等に関する情報は、関連リンクをご覧ください。