つがわ狐の嫁入り行列つがわきつねのよめいりぎょうれつ

1990(平成2)年に始まった祭りである。狐火で有名な津川に伝わる、江戸時代の嫁入りを再現した結婚の儀式。その年結婚予定のカップルが、白無垢姿の花嫁で狐の真似をしながら、住吉神社から夜の街道を練り歩き、108匹(人)のお供を連れて、披露宴会場となる麒麟山公園まで行列*する。まちでは灯りを消し松明や提灯で幻想的な雰囲気を演出する。
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みどころ

この祭りの面白さは、行列に参加する人が狐になるのは当然であるが、観光客が町に入ると、駅員、交通整理の巡査も狐姿で出迎えることに驚く。しかも、観光客にも有料で狐のメイク体験ができる。結果、行列参加者も行列を見る人もみな狐になり、町は狐だらけになる面白さがある。(溝尾 良隆)
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補足情報

*嫁入り行列:旅立ちの儀に始まり、子ぎつねの祝い踊り、結婚式・披露宴、フィナーレとなる。
*狐の嫁入り屋敷:「狐の嫁入り行列」をテーマとした施設。 1/30のジオラマなど 「狐の嫁入り行事」関連の展示がある。狐のメイク体験、狐の面づくりなどの各種体験も可能。(狐の嫁入り屋敷住所:東蒲原郡阿賀町津川3501-1、電話番号:0254-92-0220)