鎌倉歴史文化交流館
世界的に著名な建築家ノーマン・フォスター率いるフォスター+パートナーズによって、設計された個人用住宅を活用。
建物は、2004(平成16)年に「Kamakura House」という名で竣工。2013(平成25)年、所有者が土地と建物整備費用を市に寄贈し、2017(平成29)年5月に、当初の意匠を残す形で改修を施し、当館はオープンした。市では、市民や来訪者が鎌倉の歴史的・文化的遺産に対する理解を深めるとともに、市民の交流を促進することを目的としている。
本館には、原始古代から近現代に至る鎌倉の歴史を紹介する通史展示室、中世展示室、近世・近現代展示室があり、別館では、鎌倉の地下から発掘された出土品を紹介する考古展示室を主な展示のコンセプトとし、年数回の企画展を開催している。
建物は、2004(平成16)年に「Kamakura House」という名で竣工。2013(平成25)年、所有者が土地と建物整備費用を市に寄贈し、2017(平成29)年5月に、当初の意匠を残す形で改修を施し、当館はオープンした。市では、市民や来訪者が鎌倉の歴史的・文化的遺産に対する理解を深めるとともに、市民の交流を促進することを目的としている。
本館には、原始古代から近現代に至る鎌倉の歴史を紹介する通史展示室、中世展示室、近世・近現代展示室があり、別館では、鎌倉の地下から発掘された出土品を紹介する考古展示室を主な展示のコンセプトとし、年数回の企画展を開催している。
みどころ
長い園路をたどり洋風建築の本館に達する。設計者のフォスターはイギリスの著名な建築家で、香港上海銀行やアップル社の新社屋をはじめ、世界中で大規模建築や都市計画を手掛けている。彼は、中世以来の土地の来歴を踏まえながら、日本人の価値観に合わせた「自然と人工との調和」に意を注いだという。平行構造の壁に仕切られた内部空間は、奥へ進むにつれて外部風景を取り込み、「暗」から「明」へと移行する。一部に光ファイバーを組み込んだ人造大理石や、廃テレビ管を利用したガラスブロックなど、特殊な資材も随所に使用されている。裏の庭には、ヤグラがある。(溝尾 良隆)
補足情報
建物が建つ谷戸は「無量寺谷」とよばれ、江戸時代は刀工正宗の後裔である綱廣の所領があった。大正年間(1912~1926年)には三菱財閥第四代当主岩崎小弥太が母のために別荘を構えた。彼は稲荷社を復興した。
関連リンク | 鎌倉市(WEBサイト) |
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参考文献 |
鎌倉市(WEBサイト) パンフレット「鎌倉歴史文化交流館」 |
2020年04月現在
※交通アクセスや料金等に関する情報は、関連リンクをご覧ください。