鎌倉能舞台かまくらのうぶたい

光則寺北の桑ガ谷にある。能楽振興のため、神奈川県に初めて建設された能楽堂で、1971(昭和46)年5月に完成した。舞台は間口5m、奥行4.5m、座敷舞台を現代風に再現しており、靴を脱いで上がる観客席は落ち着きがあり、座敷風に座って観能できる席と椅子席がある。
 自主公演「能を知る会」のほか、琴・長唄などの古典芸能にも利用される。2009(平成21)年には、能舞台と見所に能面・装束・楽器を展示し、能楽博物館としてオープンした。
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みどころ

自主公演「能を知る会」は、ポピュラーな演目を解説・質疑応答付きで上演するもので、能の上演時には、現代語訳の日本語と英語による字幕解説「字幕e能®」を取り入れ、初心者でも分かりやすく気軽に鑑賞できるよう工夫されている。年間の公演回数も多い。古都鎌倉での能楽鑑賞もなかなかよい。(溝尾 良隆)
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補足情報

能楽公演の貸切公演や出張公演・能楽師による座学講座などを受託している。また、公演時以外は、能楽博物館として一般開放(不定休・有料)もしている。
関連リンク 公益財団法人鎌倉能舞台(WEBサイト)
参考文献 公益財団法人鎌倉能舞台(WEBサイト)

2020年04月現在

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