横浜開港資料館よこはまかいこうしりょうかん

日米和親条約*ゆかりの地にある資料館。
 幕末から昭和初期までの横浜に関する歴史資料約27万点を収蔵している。収蔵資料の分野は、政治・経済・文化、古文書・海外資料・新聞・雑誌・図書・浮世絵・写真など、幅広い分野にわたる。これらの収蔵資料は常設展や年4回開催される企画展で紹介するとともに、閲覧室で見ることもできる。
 旧館は1931(昭和6)年に建てられた旧英国総領事館で、1階の記念ホールは見学可能となっている。
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みどころ

1854(嘉永7)年に横浜に上陸したペリー一行の様子を描いた「ペリー提督・横浜上陸の図」には、大きなタブノキが描かれている。現在、横浜開港資料館の中庭にある通称「たまくすの木」は、このタブノキの子孫だと考えられている。開港資料館が建つ場所は、日本が200年以上続いた長い鎖国を解き、近代的な外交関係を結ぶきっかけとなった場所であり、その重さを感じながら展示を楽しみたい。
 また、閲覧室では様々な歴史資料を見ることができる。時間があればぜひ立ち寄りたい。(門脇 茉海)
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補足情報

*日米和親条約:1854(安政元)年江戸幕府がアメリカの特派使節ペリーと結んだ条約で、調印地の名をとって神奈川条約とも呼んでいる。日本が近代的な外交関係を結んだ最初の条約である。下田、函館の開港など全12条から成っている。
関連リンク 横浜開港資料館(WEBサイト)
参考文献 横浜開港資料館(WEBサイト)
公益財団法人横浜市ふるさと歴史財団(WEBサイト)
パンフレット「横浜開港資料館」

2020年04月現在

※交通アクセスや料金等に関する情報は、関連リンクをご覧ください。