大宮盆栽村・大宮盆栽美術館
大宮公園の北側にある。関東大震災直後の1925(大正14)年、東京の巣鴨、駒込、千駄木などの植木職人、盆栽師らが、盆栽培養に必要な広い土地、新鮮な水や空気といった盆栽づくりの理想郷を求め、現在の盆栽村に集団移住してきた。1928(昭和3)年に盆栽村組合が結成され、それに伴い当時の盆栽村への移住規約へ条件として、「盆栽を10鉢以上培養する」、「垣は生垣である」、「門戸を開放する」、「2階建ては建てない」などを定めた。
2010(平成22)年には隣接して市営の大宮盆栽美術館が開館した。入るとすぐにコレクションルームがある。プロローグでは盆栽に関わる盆器、水石、絵画資料、歴史民俗資料が展示されている。つづくギャラリーに5席、座敷飾りに3席の盆栽が、季節に合わせて週替わりで展示されている。屋外は盆栽庭園になっていて、常に40~50点の盆栽を展示している。2017(平成29)年には世界盆栽大会も開催された。近年は盆栽に関心ある外国人の来訪が増加している。
2010(平成22)年には隣接して市営の大宮盆栽美術館が開館した。入るとすぐにコレクションルームがある。プロローグでは盆栽に関わる盆器、水石、絵画資料、歴史民俗資料が展示されている。つづくギャラリーに5席、座敷飾りに3席の盆栽が、季節に合わせて週替わりで展示されている。屋外は盆栽庭園になっていて、常に40~50点の盆栽を展示している。2017(平成29)年には世界盆栽大会も開催された。近年は盆栽に関心ある外国人の来訪が増加している。

みどころ
盆栽村には戦前の最盛期には35園あったが、2018(平成30)年現在6園となった。それぞれ、家のまわりを刈込みで囲い、庭先に松・梅・ツツジなど、多種多様な盆栽を陳列し、販売している。盆栽ブームの昨今、国内外に有名になり、観光名所になっている。最盛期に比べると数は減ったものの、統一された景観が残り、盆栽作りの理想郷を求めて移り住んだ当時の意気込みが感じられる。
どちらかを先に訪れるかは別にして、必ず盆栽美術館と盆栽村の数軒は訪れるのが望ましい。(溝尾 良隆)
どちらかを先に訪れるかは別にして、必ず盆栽美術館と盆栽村の数軒は訪れるのが望ましい。(溝尾 良隆)
関連リンク | 大宮盆栽美術館(ウェブサイト) |
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参考文献 |
大宮盆栽美術館(ウェブサイト) パンフレット「ようこそ大宮盆栽村へ」 パンフレット「盆栽村の始まり」 |
2020年04月現在
※交通アクセスや料金等に関する情報は、関連リンクをご覧ください。