野反湖のぞりこ

群馬、新潟、長野の県境に位置し、周囲10km、標高1,513mにある山上の人造湖で、湖水は越後の魚野川、信濃川へそそいでいる。発電用に作られた人造湖。
 外周には弁天山・八間山・高沢山などの山々がゆったりとそびえ、なだらかな草原状の裾野が乳緑色の湖面に落ち、明るく開けた高原地帯となっている。
 6月にはレンゲツツジ、7月にはノゾリキスゲ(ニッコウキスゲ)など300種以上の高山植物が群落をなす。北岸にはキャンプ場があり、テントサイト・売店・食堂などの設備がある。
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みどころ

国道145号長野原草津口から35km、約1時間の山奥に位置するため、訪れる人は多くなく、静かな環境の中で美しい景観が楽しめる。我が国の山岳部の湖、また人造湖としては珍しく、法面の傾斜が穏やかで明るく開放的な自然の湖の景観である。夏には法面の草原にノゾリキスゲが大群落となり、緑と橙と湖の色のコントラストがすばらしい。また、その他さまざまな高山植物が咲き乱れる。
 湖の周りの山々も勾配が緩やかで登りやすく、登山途中や山頂から湖をのぞむことができ快適な登山となる。湖岸周辺の山々を巡るルートの組み合わせも可能で、2時間程度から1日の周遊ルートまで幅広く選択できるのが魅力。また白砂山の登山口でもある。(林 清)
関連リンク 一般社団法人中之条観光協会(WEBサイト)
参考文献 一般社団法人中之条観光協会(WEBサイト)
一般社団法人中之条観光協会(WEBサイト)
パンフレット「野反湖 周辺ガイド」

2020年04月現在

※交通アクセスや料金等に関する情報は、関連リンクをご覧ください。