慈眼堂
常行堂・法華堂をつなぐ歩廊を抜け、坂道を200mほど登りつめた山の上にある。慈眼大師の号を贈られた天海大僧正の墓所で、廟塔・拝殿のほか、阿弥陀堂・経蔵・鐘楼などが立ち、参道の賑わいとはうって変わって、ものさびしい雰囲気に包まれている。
慈眼堂拝殿は八棟造、総朱塗の豪壮な建築、その背後に廟塔がある。石柵で囲まれた高さ約3mの花崗岩の五輪塔を守って六躯の天部像が立ち、背後は深い杉木立になっている。拝殿前の経蔵は、天海大僧正の収集した書籍を納め、天海蔵と呼ばれて、珍本の多いことで知られている。境内は輪王寺の所管。
なお慈眼堂の西側には歴代法親王の墓所があり、境内に接して南側には、日光山最後の法親王であった北白川宮能久親王祀る護王殿がある。
慈眼堂拝殿は八棟造、総朱塗の豪壮な建築、その背後に廟塔がある。石柵で囲まれた高さ約3mの花崗岩の五輪塔を守って六躯の天部像が立ち、背後は深い杉木立になっている。拝殿前の経蔵は、天海大僧正の収集した書籍を納め、天海蔵と呼ばれて、珍本の多いことで知られている。境内は輪王寺の所管。
なお慈眼堂の西側には歴代法親王の墓所があり、境内に接して南側には、日光山最後の法親王であった北白川宮能久親王祀る護王殿がある。
みどころ
日光の開祖は勝道上人であるが、慈眼大師天海大僧正は、家康公の遺言によって東照宮を造営するなど、衰微した日光山を復興したので日光山中興の祖として、特に日光市民から崇められている。大猷院霊廟(徳川家光廟)の南に位置する。訪れる人も少なく、静寂な雰囲気に包まれている。(溝尾 良隆)
補足情報
*2011(平成23)年の東北地方の大震災により、数か所危険な箇所があり、2011(平成23)年から立ち入り禁止になっている。現在、修理中。
関連リンク | 日光市(WEBサイト) |
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参考文献 |
日光市(WEBサイト) 日光山輪王寺(WEBサイト) 日光けっこう(日光二社一寺前飲食物産業組合)(WEBサイト) |
2022年06月現在
※交通アクセスや料金等に関する情報は、関連リンクをご覧ください。