那須岳温泉群(大丸温泉、弁天温泉、北温泉)なすだけおんせんぐん(おおまるおんせん、べんてんおんせん、きたおんせん)

那須岳南東麓の標高1,000m前後の高原にわく温泉群。那須七湯、八湯とも呼ばれるほど温泉が豊富な地域であるが、この中でも大丸温泉、弁天温泉、北温泉は湯量が豊富であることで知られている。
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みどころ

大丸温泉、弁天温泉、北温泉は、それぞれに入浴環境と雰囲気がよい。三湯を訪れゆっくりと過ごしてほしい。(溝尾 良隆)
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補足情報

*大丸温泉:茶臼岳の東山腹、白戸川沿いに宿がある。標高1,250mの高地で、背後には茶臼岳と朝日岳の峨々とした山容が迫っている。夏でも20度前後という涼しさ。湯量は豊富。温泉は・単純泉、40~76度。リューマチ・婦人病によい。
*弁天温泉:ボルケーノハイウェイから少し下った苦戸川の上流の渓間にある。一軒宿で温泉の名は源泉の湧く岩窟に弁財天が祭ってあることによる。湯量は豊富。秋には沢の紅葉がすばらしく、冬はスキー場が近いためスキー客も多い。温泉は単純泉、30~50度。リューマチ・胃腸病に効く。
*北温泉:余笹川沿いにある素朴な山の湯である。大露天風呂もある。朝日岳や三本槍岳への登山基地である。近くには紅葉の名所として知られる駒ガ滝がある。温泉は単純泉、50~55度。リューマチ・神経痛に効く。