那珂川町馬頭広重美術館なかがわまちばとうひろしげびじゅつかん

歌川広重の肉筆画や歌川派の浮世絵版画、小林清親を中心とした明治の版画、川村清雄の油絵等、「青木コレクション」*を中心に展示している。
 来客は、浮世絵目的の他に、美術館の建物見学に訪れる人も多い。建物の設計は隈研吾。彼の出世作とも位置づけられている建物である。地元産の八溝杉の格子で覆われ、平屋建で切妻の大屋根が流れるように軽快で美しい。壁には烏山和紙、床には芦野石と地元産の素材が使用されている。
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みどころ

歌川広重の「江都八景」、「富士十二景」は貴重な作品である。
美術館は隈研吾の設計によるもので、「東海道五捨三次之内 庄野 白雨」をイメージし、街並みと背後の山に溶けこむように建てられている。中庭の竹林も美しく美術館とみごとに調和している。(溝尾 良隆)
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補足情報

*「青木コレクション」は、さくら市生まれの青木藤作が集めた歌川広重の肉筆画を中心にした作品を、1995(平成7)年に、阪神淡路大震災で被災された遺族から、一括寄贈されたもの。
関連リンク 那珂川町馬頭広重美術館(WEBサイト)
参考文献 那珂川町馬頭広重美術館(WEBサイト)

2022年06月現在

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