牛久大仏うしくだいぶつ

JR常磐線牛久駅から東へ約9km、圏央道阿見東インターチェンジの近くにある。牛久大仏(阿弥陀如来像)は、浅草にある浄土真宗東本願寺派本山東本願寺の関連施設の一部として1992(平成5)年に建立、開園された。
 牛久大仏は高さ120m(像高100m、台座20m)あり、青銅(ブロンズ)製仏像の高さとしては世界一ということから、ギネス世界記録にも登録されている。胎内への入場が可能で、エレベーターで地上85mの展望スペースまで上ることができ、霞ヶ浦、東京スカイツリー、富士山などの眺望が楽しめる。また、胎内2階には写経ができるスペースもある。
 周囲には、「本願荘厳の庭」や「群生海」と名付けられた池などのある「浄土庭園」、小動物たちと子供達との「ふれあい動物園」(日曜祝日開催)、四季折々の花で彩られる花畑「定聚苑」などが広がっている。
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みどころ

牛久大仏の立ち姿は、浄土庭園から見上げると踏みつぶされるのではないかと思うほどの圧迫感がある巨大さだ。周辺の庭園からも、成田の東京国際空港へ着陸姿勢に入る大きなジェット機を掌中に収めてしまうようにも見えるほど。
 また、筑波山の朝日峠駐車場からも関東平野の広がりの中に牛久大仏をしっかりと確認できる。
 宗教施設ではあるが、浄土庭園や花畑、ふれあい動物園など、一般の観光客、特にファミリーが楽しめるようになっている。
 約1万m2の花畑ではポピー、カスミソウ、アジサイ、コスモスなど四季折々の花が植えられ、とくに春先のサクラと芝ザクラは大仏や池に映え、見事。
 大仏からの眺望は仏様の胎内ということもあり、窓が縦長のため視界は狭いが、霞ヶ浦や都心、富士山を見ることができる。(志賀 典人)
関連リンク 牛久大仏(WEBサイト)
参考文献 牛久大仏(WEBサイト)
牛久市観光協会(WEBサイト)
観光いばらき(一般社団法人茨城県観光物産協会)(WEBサイト)
本山東本願寺(WEBサイト)
パンフレット「牛久大仏」

2020年12月現在

※交通アクセスや料金等に関する情報は、関連リンクをご覧ください。