相馬民謡全国大会そうまみんようぜんこくたいかい

毎年秋に、相馬民謡振興会、相馬市の主催のもと開催されている。
 相馬地方の民謡は、藩主相馬氏の影響を受けた勇壮なものと、民謡本来の農民の生活に根ざしたものに分けられる。野馬追の騎馬武者が唄う『相馬流れ山』が前者の代表なら、後者には明るい『相馬盆唄』、哀調を帯びた『新相馬節』がある。関東・東北両方の影響を受け、それを消化して『相馬二遍返し』のような独特な趣をもつものも生まれている。そのほか、『新相馬節』『壁塗甚句』などがある。
 相馬地方において民謡が盛んになった理由は、相馬氏が1323(元享3)年に入部以来550年間にわたり安定した藩政が続いたこと、江戸後期に北陸などからの開拓移民を受け入れ各地の民謡が持ち込まれたこと、優れた指導者と卓越した歌い手が輩出されたことなどが挙げられている。
 全国大会はこれらの民謡の保存継承などを目的に1982(昭和57)年から開かれている。2005(平成17)年からは一般の部に加えて、ジュニアの部が創設された。
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みどころ

相馬は民謡が盛んな土地柄で、一般、ジュニアを合わせ100名ほど挑戦者が全国から集まる。相馬民謡はどれも全国的に知られているが、ことに「今年ゃ豊年だよ」ではじまる「相馬盆唄」は、全国の盆踊りでは必ずと言ってよいほど歌われ、踊られている。これらの民謡の名曲が大会ではのど自慢たちによって競われる。
関連リンク 相馬市観光情報サイトoregaそうま(相馬市)(WEBサイト)
参考文献 相馬市観光情報サイトoregaそうま(相馬市)(WEBサイト)

2023年07月現在

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