秋保大滝あきうおおたき

秋保温泉から西へ14km、山形県立石寺(りっしゃくじ)の奥の院といわれる大滝不動堂*の裏手に滝見台がある。深い木立の中、落差約55m、幅6mの滝は水量が多く、滝の白いしぶきと周囲の新緑あるいは紅葉となる時期にはいっそう映える。滝の展望には、大滝不動尊の裏手の滝見台のほかに、大滝不動尊より手前、右手の道をたどると名取川に架かる不動滝橋があり、ここから真正面に秋保大滝を見ることができる。駐車場もある。
#

みどころ

名取川の全流が断崖を一気に落ち込む水量の、すさまじい音をたてしぶきをあげるさまは圧巻である。両展望所で大観に感動した後、川沿いの遊歩道をたどり滝つぼ近くまで歩いていくと、砕ける滝のミストを受けながら、いっそう迫力ある眺めを味わうことができる。
#

補足情報

*秋保大滝不動尊:正式名称は滝本山西光寺。円仁(慈覚大師)が開基したと伝えられる古刹。860(貞観2)年、山寺を創建した帰途、この地に霊感を感得され、不動明王をまつったと伝えられる。

あわせて行きたい