碁石海岸・碁石岬ごいしかいがん・ごいしみさき

碁石海岸は、三陸自動車道大船渡碁石海岸ICから車で約15分、大船渡湾の南に突き出た末崎半島の東南部の先端約6kmの海岸線。海岸の東南に位置する「碁石浜」に、波で磨かれた黒い玉砂利が敷き詰められていることが名前の由来だというのが一説。黒い玉砂利は、海岸付近にある、泥からできた岩石(黒色頁岩)が、波によって崩れ、洗われ、丸石化したもので、黒色は有機物(海底に溜まるヘドロなどの色)に起因している。
 砂岩・頁岩の互層が海食をうけて生じた断崖・洞窟・洞門などの奇景が連なる。周辺には市立博物館、世界の椿館・碁石、キャンプ場などの施設が整備されている。
 「碁石浜」、「穴通磯」、「雷岩」、「乱曝谷」、「碁石岬」、「えびす浜」、「千代島」、「赤土倉(あかどくら)」を合わせた8つの見どころは、「碁石八景」とよばれている。
 岬から遊覧船もある。松林にはハイビャクシン、エゾスカシユリ、ハマギクなどが咲く。
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みどころ

松林を縫うように遊歩道が整備されているので、海岸の端から端まで歩くことができ、船の予約もできる「碁石海岸インフォメーションセンター」でマップやを手に入れて、「穴通磯」などの見どころを巡ることができる。数多くある奇景やキャンプ場、博物館など、それぞれの来訪に合わせて見どころが多いので、想い想いに楽しめる。
 多様な資源がある中でも、私の好みは三陸ジオパークとみちのく潮風トレイル。トレイルを歩きながら奇岩や半島の独特な地形を観察し、アドベンチャー気分を楽しめる。