十勝牧場の白樺並木(十勝平野の並木道)とかちぼくじょうのしらかばなみき

独立行政法人家畜改良センター十勝牧場*は、JR帯広駅の北、約16kmの音更町に位置し、総面積4,100haの中に一級河川2つを有する牧場である。白樺並木は、十勝牧場内にある道道133号線から場内に通じる1.3kmの並木道。今から約70年前、牧場職員の手で植樹された。NHK朝の連続テレビ小説「マッサン」などのテレビドラマのロケ地としても利用されている。
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みどころ

十勝平野を車で走っていると、農地を通る道路沿いに直線的に背丈の揃って続く防風林がよく見られる。大空と大地を隔てる位置に木々が連なる風景に、十勝らしさを感じる。こうした並木の代表格がこの白樺並木だろう。未舗装の道路の脇に大きく成長した白樺が長く続いている。改良センター案内図によると入り口には駐車場が整備されており、およそ30数台の車を止めることができる。ここに車を止めて記念写真を撮り、白樺並木に囲まれた道路を歩いてみるのが良い。
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補足情報

*家畜改良センター十勝牧場:1909(明治42)年に内閣馬政局管轄の「種馬牧場」として創設された。十勝平野を一望できる展望台(冬季は閉鎖)、直線距離1.3kmの白樺並木、樹齢500年を超える柏の大木などの観光スポットがある。エゾリス、エゾシマリス、エゾユキウサギ、キタキツネ、タンチョウ等の野生動物も見かけられる。家畜基地内への立入や見学はできないが、白樺並木から展望台までの幹線道路は開放しており通行が可能。