旧岩船氏庭園きゅういわふねしていえん

園亭

アカマツ並木

入り口

緑のセンター前

緑のセンター前の紅葉

函館市街地の東の台地にあり、湯の川温泉やトラピスチヌ修道院に近くそれぞれ約3kmの場所に位置する。現在は面積約46万m²の見晴公園として市民に親しまれている。この地は函館市の豪商岩船峯次郎＊の別荘で1989（明治31）年頃から庭園として整えられていたが、1927（昭和2）年に函館市民に無料開放され、現在は函館市に移管され函館市最大の総合公園となっている。
　園内には、多彩な庭園空間が広がる。

みどころ

                            本格的な風景式庭園。書院風の園亭、渓流、レンガ造りの温室など、多彩な庭園空間が広がり、当地を訪れた京都知恩院の貫主が「雪の中に梅香る園」という意味で別名「香雪園」と美しい名で呼んだ。現在も公園の入り口表示やバス停では香雪園と表示されている。

　園内には道内産はもとより、本州産の樹木も植栽され、その種類は約150種にも及ぶという。そのため公園内は様々な雰囲気の異なる園地があり、赤松並木、白樺並木、カエデ並木など、秋には紅葉が特に美しく、ライトアップされた景観は見事である。                        

補足情報

＊岩船峯次郎：1874～1953年。岩船家3代目の函館市内有数の大呉服商。岩船家は「商売繁盛は住民の皆様のおかげ」として公園整備を行い、市民に開放した。

関連リンク	はこぶら函館市公式観光サイト（函館市）（WEBサイト）
参考文献	はこぶら函館市公式観光サイト（函館市）（WEBサイト）函館市文化・スポーツ振興財団（公益財団法人函館市文化・スポーツ振興財団）（WEBサイト）『見晴公園園亭』パンフレット　函館市

2023年12月現在

※交通アクセスや料金等に関する情報は、関連リンクをご覧ください。