夕張岳ゆうばりだけ

南富良野町の西端、夕張市との境界に位置し、標高は1,667.8m。夕張山地は日高山地とともに北海道には珍しく非火山性の構造山地*である。
 登山口は西側の冷水からと東側の金山からの2か所。原生林を縫って登山道が開かれ、標高1,400mを超えた高山帯には夕張岳固有の植物が生育しており、豊かな自然環境を有することから、国の天然記念物に指定されている。
 夕張の語源はアイヌ語の「ユー・パロ(鉱水の河口の意)」に由来する。
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みどころ

石狩平野から、広い台地状で雄大な山容の夕張岳本峰と、尾根続きにある芦別岳の荒々しい鋭さとは好対照。頂上付近の蛇紋岩の露営地に咲く高山植物の美しさ、珍しさが最大の魅力、特徴といえる。
夕張岳と芦別岳を見るにはシューパロ湖からがお勧めで、遠景にはなるが好対照の山容が望める。
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補足情報

*構造山地:断層や褶曲(しゅうきょく)などの地殻変動によって形成された山地。
関連リンク ゆうばりだけ観光協会(WEBサイト)
参考文献 ゆうばりだけ観光協会(WEBサイト)
ユウパリコザクラの会((WEBサイト)
『北海道の山と谷』「北海道の山と谷」再刊委員会 北海道撮影社
『北海道の山』伊藤 健次 山と渓谷社
『ヤマケイアルペンガイド 北海道の山』 伊藤 健次著 山と渓谷社

2024年04月現在

※交通アクセスや料金等に関する情報は、関連リンクをご覧ください。

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