横浜町は、青森県東部、下北半島の中央付近から基部に位置する。吹越烏帽子岳・金津山の山岳に源を発し、二級河川の三保川・桧木川・鶏沢川が流れ、むつ湾に注ぐ。各河川の流域には水田が開ける。海岸線からしだいに丘陵地帯となり平野部は少なく、その大半は山林地帯で国有林が大半を占める。北はむつ市、東は六ヶ所村及び東通村、南は野辺地町と接し、西部はむつ湾に面する。JR大湊線、国道279号が通じる。
 農業が中心だが、気温が低く、年間を通じて南西の風が吹くため生産性は低い。1955(昭和30)年から乳牛を、1967(昭和42)年から肉牛を導入して畜産に力を入れている。ホタテガイの養殖は平内町に次ぐ漁獲量をあげている。
 砂浜海岸は海水浴場として大勢の利用者がある。ナノハナの作付面積は本州一で5月中旬に菜の花フェスティバルが行われる。横浜町神楽は県指定無形民俗文化財。

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横浜町の菜の花畑の写真

写真提供:青森県及び公益社団法人青森県観光国際交流機構

横浜町の菜の花畑 (青森県 横浜町 )

下北半島の付け根の西側にある横浜町。この町を南北に貫くはまなす街道(国道279号線)や町内の農道周辺が日本最大級である約100万m2の菜の花作付け面積*を誇る菜の花の名所となっている。菜の花の品種はセイヨウアブラナの一種キザキノナタネといい、美しい景観をもたらすだけでなく、菜種油*として利用されている。  昭和の...