平内町は、青森県のほぼ中央に位置し、西は青森市に、東は野辺地町に隣接し、北方は陸奥湾に夏泊半島が突き出している。夏泊半島と南部の山地からなる。第三セクター青い森鉄道(旧、JR東北本線)、国道4号が通じる。
 平内はアイヌ語の「ピラナイ」が語源とされ、「ピラ」は山と山の間、「ナイ」は河川の意で「山と山の間の川が流れる土地」という語義がある。
 基幹産業は、水稲を中心とした農業と養殖ホタテの漁業であり、特に養殖ホタテの生産量は日本一を誇っており「ホタテの町」として知られる。
 「小湊のハクチョウおよびその渡来地」(特別天然記念物)である浅所海岸の他、ツバキ自生北限地帯(天然記念物)の椿山があり、椿山の裾野に広がる「椿山海岸」は日本の渚・百選に選ばれている。また、浅虫夏泊県立自然公園、椿とサボテン祭りの主会場である夜越山森林公園は桜のトンネルも有名。秋にはホタテのイベント、春には洋ランまつりで賑わう。椿山海水浴場、夜越山オートキャンプ場、夜越山スキー場等のレジャー施設もある。

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浅所海岸の白鳥(小湊のハクチョウ)の写真

写真提供:平内町教育委員会

浅所海岸の白鳥(小湊のハクチョウ) (青森県 平内町 )

浅所海岸は夏泊半島の東側付け根にある遠浅の海岸で、例年11月中旬から3月下旬まで、シベリアから飛来するオオハクチョウ*の越冬地となる。このあたりは沖合約500mまで遠浅の海岸が続き、汐立川から流入する淡水の影響で餌が豊富なため多くのオオハクチョウが集まるものと考えられている。最盛期には数百羽が集まり華麗な群舞を繰りひろげる...