つがる市は、青森県西北部、津軽平野の中央部から北西部に位置する。中心部は岩木川流域に開けた津軽平野で穀倉地帯が形成されている。南方には津軽の秀峰「岩木山」と世界遺産「白神山地」を望む。海岸沿いは「屏風山」と呼ばれる丘陵地帯が続いている。
 北は中泊町小泊・五所川原市市浦、東は岩木川を境に中泊町と五所川原市、南は鶴田町と鰺ヶ沢町に接する。西は日本海に面し、海岸線は七里長浜と呼ばれている。市の南部をJR五能線、国道101号が通る。
 江戸時代に津軽平野では新田開発が行われ、稲作地が広がった。また、木造地区でも防風林を設け、砂丘を固定させるなどして開拓が進められるなど、不毛の湿地帯を開拓してできた地である。
 明治期にリンゴ栽培が始まり、現在の主産業は米作とリンゴ栽培。第二次世界大戦後の干拓事業により土地改良が行われ、砂丘地帯では畑地化が進み、スイカ、メロン、キュウリ、カボチャなども栽培している。
 亀ヶ岡石器時代遺跡(国指定史跡)は縄文晩期の遺跡で遮光器土偶(国指定重要文化財)の出土で知られる。石神遺跡、懸河遺跡などの遺跡も残る。200年以上にわたって続けた植林事業の成果である屏風山防風林風景(七里長浜)も有名。また、約2万8千年前の世界最大規模と言われる埋没林、樹齢約千年と推定される日本最大の大きさと言われているヤチダモ(一本タモ)等もある。

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高山稲荷神社の写真

高山稲荷神社 (青森県 つがる市 )

津軽半島の十三湖南の屏風山中、小高い丘陵の上に鎮座しており、御創建の年代は詳らかではない。入母屋造の現拝殿は1948(昭和23)年の再建で五穀豊穣、商売繫盛を願う参拝者が訪れる。  津軽半島西側を走るメロンロード*から西側に入り、1.5km先の大きな鳥居の先に駐車場と参集殿が建ち、左に折れて96段の石段を上がった所に拝殿がある。...