湯川村は、県西部、会津盆地の中央に位置し、会津のへそとも言われる。北は喜多方市、東から南は会津若松市、西は会津坂下町に接する。
 JR磐越西線、国道49号、121号が通じる。
 会津盆地の東南から北流する旧湯川とせせなぎ川が村の北部で合流。村の北西部で猪苗代湖から西流する日橋川と合流し、日橋川は南会津東部から北流する阿賀川(大川)と合流して西へ流れる。これらの河川はすべて阿賀野川水系となって越後平野に注ぐ。東に秀峰・会津磐梯山を仰ぐ。海抜170m~180mで山のない村。
 1957年(昭和32)2村が合併して成立。役場所在地の笈川は米沢街道に沿う街村。村の文化のシンボル的存在である「勝常寺」は、807年(大同2)法相宗の碩学徳一上人によって開かれた東北を代表する古刹
 稲作の他、メロンやキュウリのハウス栽培、アスパラガス、トマト、なす、スイカ、桃や花卉栽培、畜産も行われる。
 真言宗豊山派の勝常寺には国宝の木造薬師如来および両脇侍像をはじめ、元講堂(通称 会津中央薬師堂)と仏像9躯など多くの国指定重要文化財がある。

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勝常寺の写真

写真提供:湯川村教育委員会

勝常寺 (福島県 湯川村 )

JR磐越西線会津若松駅から国道121号線経由で北西に約10km、田園風景が広がる湯川村のこんもりとした木立の中に勝常寺はある。  寺伝によれば、810(弘仁元)年に慧日寺の開祖でもある徳一*が開創したといわれている。中世には一時衰退したが、仁和寺の僧玄海が再興し、会津を支配していた芦名氏の庇護をうけ、七堂伽藍が備わり100ヶ寺ほど...