只見町は、福島県西部、北は新潟県阿賀町、北東は金山町、東は昭和村、南東は南会津町、南は檜枝岐村、西は新潟県魚沼市、三条市に接している。
 JR只見線、国道252号、289号が通じる。
 四方を山々に囲まれている峡谷型の山村。町の中央を伊南川や只見川が流れる。わが国屈指の豪雪地帯。ユネスコの「人間と生物圏計画」に基づいて成立した国際的な指定保護区であるユネスコパークに指定されている。
 1959年(昭和34)只見村が朝日村を編入して町制施行。中世の伊北郷の地。江戸時代には南山御蔵入と呼ばれる幕府直轄の地に編入されていた。また、近世には越後(新潟県)との境の八十里越の叶津口、六十里越の田子倉口に会津藩の口留番所が置かれた。戦後には只見川を利用した電源開発事業が大々的に取り組まれ、一大電源地帯として脚光を浴びた。
 域を流れる只見川には複数のダムがあり、水力発電の基地となっている
 新潟県境の浅草岳や田子倉湖一帯は越後三山只見国定公園、只見柳津県立自然公園の一部。室町時代建築の成法寺観音堂、江戸中期の本百姓家屋旧五十嵐家住宅は国の重要文化財で、他にも多数の文化財がある。2003年(平成15)には「会津只見の生産用具と仕事着コレクション」が国の重要有形民俗文化財に指定され、これらを展示する「ただみ・モノくらしのミュージアム」がある。また、ただみブナと川のミュージアムや、只見温泉、深沢温泉、キャンプ場やスキー場、山村体験施設の「森林の分校ふざわ」等がある。

観光資源一覧

只見川の写真

只見川 (福島県 只見町 / 福島県 檜枝岐村 / 福島県 三島町 / 福島県 柳津町 / 福島県 会津坂下町 )

福島・群馬県境の尾瀬沼、尾瀬ヶ原に源を発し、山間部を一旦北に流れ、福島県西部では北東に向かい、途中伊南川、野尻川などを合わせ、喜多方市で猪苗代湖から来る日橋川と合流して阿賀川となる全長137kmの川。阿賀川は新潟県に入ると阿賀野川と名を変え日本海に注ぐ。  只見川の上・中流部は深い山間部で上流部の只見町までの 50kmは会津...