三条市は、新潟県の中部に位置し、信濃川、五十嵐川、刈谷田川の3つの河川が形成する平野部と南東部の丘陵・山岳地帯から構成されている。新潟市、加茂市、五泉市、燕市、魚沼市、見附市、長岡市、阿賀町、南東部で福島県只見町に接する。
 JR信越本線と弥彦線の分岐点にあたり、上越新幹線駅(燕三条駅)、北陸自動車道の三条燕インターチェンジ、国道8号、289号、290号、403号などが交差する。
 大阪府の堺、兵庫県の三木と並んで三大金物町と言われる。その発生は、1720(享保5)年ごろから釘鍛冶、農具鍛冶から始まり、幕末には大工道具、日用刃物、家庭金物などの日本有数の金物町に発展した。特に三条は金物行商に力が注がれ金物卸問屋町として、行商で販路を広げた。日用金物に加えて、洋式工具、暖房器具の製造なども行われている。
 県下有数の米の産地で、畜産、野菜・山菜栽培も行なわれる。
 市域の一部は越後三山只見国定公園、奥早出粟守門県立自然公園に属する。三条祭の大名行列や、凧合戦が名物で、三条古城跡、法華宗総本山本成寺、真宗大谷派別院などの名所旧跡も多い。法華宗の総本山本成寺は日蓮の孫弟子日印の開基とされ、節分の鬼おどりは有名である。

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