勝浦町は、県東部に位置し、徳島市、小松島市、阿南市、上勝町、那賀町、佐那河内村と接する。勝浦川がまちの中央を流れ、川舟交通の時代には高瀬舟が横瀬まで運航した。
 大化の改新時代の旧横瀬町は、黄檗・坂本・与 川内・横瀬・中山・棚野・久国の七か村、旧生比奈村は森・鶴敷地・星谷・中角・沼江の五か村で1585(天正13)年以来蜂須賀家の所領だった。
 主産業は農業。勝浦川沿岸の山地斜面にはミカン園が広がるが、冷害、過剰生産などの影響で、ミカンの単一栽培からシイタケや野菜栽培との複合経営に転換している。川沿いの平野では米や野菜を栽培している。
 勝浦川ではアユなどの川魚がとれる。町内各地では人形浄瑠璃などの伝統文化が受け継がれており、「ビッグひな祭り」「桜祭り」「武者人形まつり」「夏祭り」「秋祭り」等が行われる。四国八十八か所札所の鶴林寺がある。また、中津峰山の頂上付近に、ハングライダーとパラグライダーの競技施設、体験施設として日本でも有数の面積を誇る勝浦フライトパーク等のレジャー施設もある。

観光資源一覧

鶴林寺の写真

鶴林寺 (徳島県 勝浦町 )

四国八十八か所第20番札所。最寄り駅はJR牟岐線立江駅で南西12km、バスは徳島駅からになる。  生名バス停の南が、鶴林寺参道の入り口で、ここから標高550mの鶴ノ嶽山頂まで急傾斜の山道が3km続く。この道は四国霊場の中でも有名な難所である。参道には、道標の丁石*が11基残っている。車の場合は、鶴林寺表参道入口のすぐ西側からドライブ...